好奇心旺盛だから、内容は支離滅裂。

by covaemon

カテゴリ:書き物( 36 )

何、おかしいのはいつもだろって。そうですね。
ほとんどの人がそう思うでしょう。ぼく自身もほとんどそう思っております。

べつに、体調が急に悪くなったとか、腰がどうしようもなくふにゃふにゃになったとかそういうのではありません。
原因はわかっているのです。

最近、なぜだか、「安部公房」を読んでいるのです。凝り性のぼくのことだから、続けて数冊詠みました。現在のリストはここ
なので、ちょっとおかしいのです。
どうも彼の世界というのがどう理解すればいいのか。理解する必要はないのかもしれないですが、それじゃ、いったいあの小説は何?

小説じゃなくて、童話?寓話っていわれているのもありますが、いままであんな読んだ事がなかったのです。
おもしろいのかおもしろくないのかもわからない(なぜだかひらがなばかり)
だから、どれを詠んでも「なんやねん、これわあー」ってかんじです。
そして、疲れる。

一番、よかったのは「壁」かな。
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by covaemon | 2006-12-13 13:12 | 書き物 | Trackback | Comments(4)

「模倣犯」を再読して。

あまりにもひどすぎる映画を見せられたので、もう一度「模倣犯」を読んでいたのですが、ついこの間、読み終わりました。やっぱり長いなあと感じたのです。

それと同時に最初に読んだときにはあんまり面白いとは感じなかったのですが、今回はやっぱり面白いと素直に感じました。

それと、なんと言っても読むことをやめるのを許さないようなあの圧倒的な文体。まるで行間にサブリミナルでも仕込んでいるかのような紙面は目を釘づけにしてしまいますね。

とくに、カズとヒロミが事故で死んでからのガミさんの分析の場面はほんとにすごかった。ほとんど息をすることも許されないように一気に読みきらないと頭に入ってこないような感じがしました。

それとね、読んでいて途中から、これって「壮大なマスコミ批判」なんじゃないかって思ってしまったのです。

もちろん、ぼくが勝ってに思い込んでいるだけだから全く説得力も何もないのですが、いろいろこじつけていくと、マスコミ批判だと考えると妙に納得してしまうのですね。

そうか、マスコミって「模倣」しかしてないもんな。
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by covaemon | 2006-09-21 14:38 | 書き物 | Trackback | Comments(4)

「模倣犯」を再読する。

この前とんでもない映画を見せられてしまったので、もう一度読んでみることにしたのです。まだ文庫の2冊目の途中なのですが、なんというか、やっぱりというか、どの登場人物も気に入らない。しいて言えば、刑事の武上ぐらいか。あとはどうも嫌。

ぼくのブログを読んでくれている人達は、「模倣犯」を読んでおられると思うのでいろいろ書いてしまいますが、2冊目はヒロミの話がほとんどなんですが、ヒロミの少年時代ってほとんどぼくと同じようなんですよね。

ぼくも親って存在をなんだかよくわからないでいたのです。
一人っ子なので、世間で言う甘やかされて育ったのでしょう。あえてそれは否定しません。他の家庭とは比べられないから。

親は子供を独占するのです。ぼくが独立しようとしても独占する。ただ、それを思っていたのは小学生の後半から中学生のころだったので、ほんとの意味での独立ではなかったのでしょう。

甘やかされて育ったぼくは、人と同じなのが嫌だったのです。すぐに人とは違う行動をしたがる。完全なひねくれものだったのです。だから余計に、「一人っ子はなあ」なんて言われたのですね。通知簿にはいつも「協調性がない」って書かれてました。団体行動が嫌いでしたからね。

一人っ子のくせに、独りになりたがる。ほんとに変なガキだったのです。

だから親はそんな団体行動ができなくて協調性のない自分の子供を不憫に思ったのか、なんとボーイスカウトに入れたのです。このぼくを。

まぢでそこは地獄でしたね。今考えてもあんな恐ろしいところはないと思ってます。もちろん、すぐに行かなくなりました。まだ家にいるほうがよかった。小さいけど、部屋を与えられていたので、そこにいれば独りなれる。それで満足でした。

でも、べつに友達がいなかったわけでもないし、暗くて気持ち悪いガキでもなかったと自分では思ってました。あくまでも自分ではね。

ですが、ぼくの両親はそれはもうものすごい完璧な日本人でした。あ、でしたってまだ母親は健在です。

で、世間の常識とか、世間体とか、近所づきあいとかまるで自分の考えがないような感じが幼い頃のぼくは感じていたのですね。ただ、「アタマガイカレテイル」とまでは思ってませんでしたが。それにヒロミのように、親を殴ったり、財布から金を持って行ったりなんてことはしなかったですね。

ですから、中学生ごろからはやくひとり暮らしがしたいと思いだしていたのです。正直に言えば「親から逃げたい」ってところだったでしょうか。なんか「理由」の中学生みたいですね。

情況が変ったのは中学の2年だったとおもうのですが、親父が単身赴任をすることになったのです。正直に言って「ひとり減った」と思いましたね。

週末には帰ってくるけど、その間はもっと独りになれる時間が増える。その頃は自分専用のテレビはなかったし、ビデオもなかったから見たいものだけを見てその他の時間はずっと自分の部屋でラジオを聞いていたように思います。そのころから、テレビばっかり見ている奴はばかばっかりだと思ってましたね。

しかし、そんな情況は長く続かなかったのです。親父が体を壊して戻ってきたのです。仕事の激務に耐えかねてっていうのならまだかっこいいのですが、原因は「暴飲暴食」。つまり、酒の飲みすぎで肝臓をやられたのでした。

おまけに、戻ってきてから半年間の入院生活。そのとき、ほんとに情けない親だと思ったのです。ああ、やっぱり逃げておけばよかったと。

退院してからは、酒もやめて、自分で仕事をしだして、平穏に時はすぎていきました。しかし、ある時から突然また酒を飲みだしたのです。昔は家でしか飲まなかったのに、外でも飲むようになった。ぼくが、ちょっと酒のことで文句を言うとすぐに出て行ってぐでんぐでんになって帰ってくる。

だから、ほとんど毎日がけんかの日々。何度こいつを殴ってやろうかと思ったことか。
そんな日が続いて反対に家を出ることができなくなってきたのですよね。この親父には監視が必要だと思ったのです。

つまり、単身赴任先で誰も止めるものがいなかったので、いつまでもいつまでも酒を飲んでいた。もちろん、健康状態なんてまったく考えてなかったでしょう。ほとんどアル中だったでしょうね。

それ以降、ぼくは親父みたいにはならないと思って日々をすごしたのです。ただ、こんな親父ですが、仕事先では面倒見もいいし、外の業者の人からもしたわれているしで、その部分だけをみればほんとによくできた男ではあったのです。ですから会社を辞めて独立したときも、以前世話になったからと言って様々な人とお付き合いができていたのです。

かなり話しは飛んでしまいましたが、ぼくにはヒロミにおけるピースのような存在はいませんでしたね。というか、そんな存在をつくろうなんて考えもなかったし、ほしくもなかった。自分の考えているようなことは誰にも理解してくれないと思っていましたからね。

会社に入ってよく言われたものです。「今の新人さんの考えていることはわからん」って。ぼくも思ってましたね。「おっさんの考えていることはわからん」。だから、同じところで長続きしなかったのです。

おっとまたまた話がそれましたね。「模倣犯」の中によく出てくる言葉に「不公平」ってのがありますが、考えてみればそんな親とすごしてぼくも「不公平」な日々だったのかもしれません。あの小説での「不公平」って言葉の使い方はいわゆる「不公平」ではないでしょうけどね。でも、そんな「不公平」な年月をすごしてきたので、自分のこれまでは完全なオリジナルで決して「模倣」ではないのです。(ははは、あほみたいな終わり方)
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by covaemon | 2006-09-01 13:30 | 書き物 | Trackback | Comments(2)

文庫全制覇

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現在、文庫で出ている宮部みゆきの作品はすべて制覇いたしました。正確に言うと「ブレイブストーリー」は今読んでいるところなので、全て読破ではないのです。
しかし、去年の12月からこれだけ読んだのです。読書家の人から見ればなんてことない量であると思うのですが、ぼくにとってはまさに驚異的。

帯のついてるのは新品で買いましたが、そのほかはみんな古本屋を利用。なかには、ブックオフで105円なんてのもありました。

「誰か」だけ新書ですが、これはまだ文庫がでていないのです。
さて、無理やりにベスト3を決めるとすると。

No1・・・文句なく誰がなんと言おうと「火車」
No2・・・涙の「蒲生邸事件」
No3・・・これが難しくて同率で「クロスファイア」と「レベル7」かな。

やっぱり、現代物になってしまいますね。それも長編。

これからが問題。ぼくは基本的には通勤時間と昼休みを利用して読んで来たのです。だから文庫じゃないと困る。単行本は思いし、かさばるし。ハードカバーなんて電車の中で座っていればまだいいけど、立って読むのはたいへん。
しばらくは文庫は出ないだろうから、ああ、どうすればいいんだい。
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by covaemon | 2006-06-08 11:23 | 書き物 | Trackback | Comments(6)
「ぼんくら」である。例によって宮部みゆきである。お前は宮部みゆきしか読んでないのかと言われそうだが、その通りなのである。このごろは他の人のは読んでいない。

さて、この「ぼんくら」なんというか、この話しの同心、ぼくと同じなのである。
彼は子供好きではないらしい。そうだ、ぼくもそうなのだ。
しかし、妙に子供には好かれてしまう。そう、なぜだろう、ぼくもそうなのである。
細君に言わせると彼自身が子供だかららしい。
子供好きでないのに、子供に好かれてしまう大人というのは実は大人ではなくて、ほんとは子供なのだというのだ。そして、子供は仲間だと思って近寄ってくくる。

まるで、ぼくのことを書いているようだ。同じような事を何度も言われた事がある。
同心は、「俺のどういうところが子供なのだ」そう、ぼくももちろん聞いた。
その通りなのだ。まるでそこにぼくが登場している。

犬猫を見るとかまうとあるが、それはぼくにはない。
ただ、ぼくの場合は、犬猫にかまってもらっているのだ。
生まれてこの方、犬にはほえられた事は無い。それに、猫にもほえられた事は無い。まあ、猫はほえないが。

ただ、犬は、昔飼っていた事があったから慣れて入るのだが、猫は苦手なのだ。
だから、猫にどう接していいかわからない。しかし、友人の家に行って、たまたまそこで猫を飼っているとする。初めて行ったところなのに、そこの猫がなぜだか、ぼくの膝の上によじ登ってくる。さあ、ぼくはどうしたらいいかわからない。じっとしている。かまってもらっているというより、脅されているのかもしれない。そういうことが何度かあった。

話はだいぶそれてしまったが、このあたりが、一番記憶に残っているのだ。
さてさて、内容だが、ありゃ、どんなんだったろう。
時代物なのは間違いない。
そうだな、一度、江戸の町ってのに行ってみたいものだな。
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by covaemon | 2006-06-01 15:03 | 書き物 | Trackback | Comments(5)

「国家の品格」って何?

b0057987_1511202.jpg結構話題になってますねこの本。一度読んでみようかなと思ったのです。が、どうしても国家という言葉と品格と言う言葉が結びつかないんですよね。だから読めばいいのじゃと言われそうではありますが。

かなり売れてるみたいなので、この著者の方がときどきメディアに登場するってこともあります。何度かテレビで見たのですが、やっぱり読む気はなくなりました。

どこからどう見てもこの著者には品格が感じられない。この人が品格なんて言葉を使うなんて許されないと感じてしまいました。
なら、お前には品格があるのかと言われそうですが、ぼくは自分で品格なんて言葉を使うことはないのです。自分に品格があるかどうかは他人が判断することです。
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by covaemon | 2006-05-29 15:17 | 書き物 | Trackback | Comments(4)

泣かせてくれるよなあ。

宮部みゆき著/「蒲生邸事件」(こういう書き方をすると週間ブックレビューのようであるな)
これも、長い話だった。ちょっと昔風に言えば「空想科学小説」ってことになるか。

どこまでもありえない話ばっかりなのだが、不思議と素直に読めてしまうのである。そして、なんと言っても最終章は涙なくしては読むことは出来ない。
もし、この最終章を読んで涙しなかったなんていう人間は人間ではないと断言しておく。

最後の部分はたまたま家で読んでいたのでよかった。もし、通勤途中の電車の中なんてことなら、どんな状態になっていたか。ああはずかしい。

正直、感想なんてあんまりないのである。ただただ、「いいお話だねえ」と思ってしまうのである。

読み終わってしばらくしてからこういう話って「ローマの休日」みたいだと思った。
日常に退屈をして、今の自分の置かれている立場に嫌気がさしてる。で、なぜか全く別の世界を見てしまった。そこで、改めて自分の置かれている立場を認識する。

もどってきたら、今までの退屈な日常はそうでもないことに気が付いてくる。
今まで、何も主張しないでまわりがお膳立てをしてくれることになれていたけど、それが退屈な原因であったと気づく。「ローマの休日」では、「ローマが一番だった」と言い、「蒲生邸事件」では「親父は立派だよ」と今まででは絶対に言わなかったようなことを言えるようになった。

しかし、自分が自分で物事を言えるようになるためにはやっぱりまっとうに生活していないといけないのだ。でも、まっとうな生活ってどんなだろうか。
まだまだ、ぼくはまともにものを言える立場ではないような気がする。
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by covaemon | 2006-05-11 14:27 | 書き物 | Trackback(1) | Comments(7)
「クロスファイア」である。
もちろん、これの序章と言われている「燔祭」も先に読んでいる。
「燔祭」を読んだときはなんだか変な話だよなあ。って思っていた。
それもそのはず、俗に言う超能力をテーマにしたものだからだ。

でも、「クロスファイア」を読み終わった感想は、「なんて素晴らしい作品なんだろう」だ。
これから書くことはすこし内容をばらすようなこともあるだろうけど、ほく自身ちょっと興奮しているので、許してもらおう、それにほとんどの人が内容は知っていると思うのだ。

簡単に言ってみれば、主人公の女性が死んでいくストーリーなのだが、その中に込められたものはとても言葉では言い表せないような読んでいて素直にわくわくしてくる。

主人公の女性と書いたが。これは宮部作品では数少ない主人公は誰だと、誰でも言える作品だと思う。
ただ、この女性、悲しいんですよね。もうとても涙無くしては読んでいられない。ただ、この女性を好きかといわれたらそうじゃないと答えるだろう。

ぼくは、宮部作品を読むときはその中の登場人物の誰かを好きになろうとするのだ。だから、好きになれないような人たちばっかりだとその作品はあまりいい印象がない。このクロスファイアでは女性の刑事がいい。おばさんらしいのだが、考え方がそのへんの若い奴よりよっぽどすっきりしている。

だから、主人公の女性のパートは読んでいるのが辛かったので、この刑事のパートに早く移らないかと思っていたぐらいだ。

そんなことよりもだ、この「クロスファイア」ほんとに素晴らしい。超能力をあつかってはいるけど、そんなのどうでもいい。ぼくみたいなのが言うのはおこがましいが、構成力、ストーリー性、そして、その中に貯め込まれているパワーのようなもの。ただただ、脱帽するしかない。

最初、読み始めたときから主人公の女性は死ぬんだと思ったのだが、途中でひょっとしたら死なないかもと思ったりもした。だから最後はどうのようになるのかと思っていたのだが、やっぱりあれしかなかったよなって素直に感じる。
ただ、死に方はもうちょっとロマンティックにしてほしかったかも。

それから、「燔祭」といっしょに掲載されていた「朽ちてゆくまで」。これもものすごく気に入っている。
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by covaemon | 2006-04-11 15:07 | 書き物 | Trackback | Comments(9)
村上春樹氏にカフカ賞
カフカと言えば「変身」。
はじめて読んだのは高校生の時でした。なぜ読んだのかは憶えてないのですが、なんだか気持ち悪いなあと思っていました。

2年ほど前に図書館を物色してたらこの「変身」が目に入ったので、もう一度読んでみたのです。
やはりあんまり気持ちいいものではなかったですが、変な虫に変身してしまうってことだけ憶えていてその他の内容はまるで記憶になかったので、初めて読むような感覚でした。

それに、あんなに薄い本なのに、なぜだか読むのに時間がかかるのです。
短編だし、他の作品と一緒にされていてもおかしくないのに、単独で出版されているのはそれだけインパクトがあるってことなんでしょうね。
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by covaemon | 2006-03-23 13:37 | 書き物 | Trackback(1) | Comments(6)

あやしすぎるお江戸の町

「あやし」を読む。時代物だ。今までもいくつか時代物は読んでいたのだが、全て短編。まだ長編は読んでいない。それにしてもなぜだか江戸ってところはあやしさがよく似合うような気がする。

どうも魑魅魍魎がうようよいそうな感じなのだ。もっとも現在でも、永田町界隈にはうようよ生息しているようだが。

宮部みゆきの時代物を読んでいていつも思うことは「これって落語やなあ」である。文体が歯切れがいいので余計にそう思うのであろうが、うまい具合におちもついてなかなかいい感じの読後感を与えてくれる。

この「あやし」はぼくにはきわめてファンタジックな読物として好きな作品のひとつになっている。
それにしてもどうしてあれだけ沢山の題材を思いつくのであろうか。一番あやしいのはやっぱり宮部みゆきか。
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by covaemon | 2006-03-13 15:59 | 書き物 | Trackback | Comments(8)