好奇心旺盛だから、内容は支離滅裂。

by covaemon

カテゴリ:書き物( 36 )

「僕はパパを・・・」

今、ちょっとした話題になってる本ですが。
ちょっと前に今はどこでも品切れになってるようですね。講談社も重版しないって言ってるようだし、ちょっとしたレア物か(おっとそんなこと関係ないか)

しかし、なんで読んでみようかと思ったかというと、ほんとに供述調書が手に入ったのかということなんですよね。

基本的には、部外者にはいっさい知る事が出来ないもののはず。
それを、ジャーナリストと自分で言ってる人が手に入れる事が出来るのか。
それを知りたかった。

でも、読んでもこれが本物かどうかを知るすべをぼくは持ってはいなかったのですが、警察や検察が動いてるってことは本物だったのでしょうか。
また、著者本人は供述調書を見たと言ってますね。

ちなみにこの著者。読んでいる時は全く気がつかなかったのですが、何度かテレビに出ているのを見た事があります。
ぼくは日本にはジャーナリストなんて人はいないと思っているので、ほとんどどんなことを喋っていたかはおぼていません。

しかし、こういう本を出すのはなんか卑怯なような気がするのです。
別に、少年法がどうのこうのっていう気はありません。
未成年者は更正を一番に考えなければいけないなんてことは全く思っておりません。

でもです、今の法律では供述調書は部外者には見せてはいけないはず。
どんな方法で手に入れたのかはわかりませんが、もし、話題性だけでこういう本を出版したのであれば、理解する事は出来ないですね。

それに、すこしは著者の考えも書かれてはいますが、その内容は誰でも考えられそうなこと。
あくまで、自分のやっている事は正当な事でなんの違法性もないということだけははっきり書かれているようです。

だから、卑怯。
表現の自由とか、報道の自由とか言うけれど、そういうのは権力のあるものに対して行われてしかるべき。

亡くなれた継母のご両親が真実を明かしてほしいということでこの本を書いたと著者は綴っているけど、このような内容なら隠された真実を明かしたなんて大それた内容と思えない。

ただ、それでも、出版差し止めはされてないはず。なのに講談社は重版をしないというのはどうしてだろうか。
それに、一部の図書館が貸出しや閲覧を規制しているのはもっと理解できない。

くだらない、情報や報道に踊らされるやつらがどれだけ多い事か。
文化度が低いと言わざるを得ない。
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by covaemon | 2007-09-26 22:41 | 書き物 | Trackback | Comments(2)

桐野さん3冊。

「残虐記」
なんだかね、不思議な読物でしたね。
実際にあった事件に何かを感じて書かれたのだと思いますが、さすが、小説家。小説を小説と感じさせないようなものになっているように感じます。
というより、読んでいると、何にもほんとの事が書いていないのではないかと思ってします。そりゃ、物語だからそうでしょうけど。

ただ、人間どうしが共感できるところなんて、ほんの一部しかないってことなんでしょうか。

「冒険の国」
ここでも、いさぎいい女性とそうでない女性と、なんだかわからない男が出てきますね。
どちらにしても、人間は常に、逃避したいと思っているってことかな。

「魂萌え!」
!がついているのがなぜかってのが一番の疑問であったりするのですが、とにかくぼくが桐野さんの作品を読んだ中である意味、一番こわいお話であったような気がします。
自分も絶対的にあのような年齢になるわけで、そのときはいったいどのような生活をしているのか。いやひょっとしたらその年まで生きられないかもしれないどけ。

これ読んでいるとね、もうなんでこんなに人間ってのはめんどうな動物なんだろうと思ってしまいます。一人が快適ならそれでもいいじゃないのって思います。

よくあれだけ、いろんな話を詰め込めたなあって思います。ほんとに桐野さんってすごい。


スキン変更した。年もひとつ増えたし、「眠り」好きだし。
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by covaemon | 2007-09-11 13:13 | 書き物 | Trackback | Comments(2)

楽園

宮部さんの「楽園」読み終わりました。
まだ読んでない人の方が多いと思うので、ちびっとだけ感想。

とにかく、説明が多すぎる。ひょっとして、宮部さん2ちゃんねる見てるのかなとおもってしまった。

それと、どうしても前畑夫婦が出てくると最後がねえ。

これぐらいでご勘弁を。
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by covaemon | 2007-08-09 23:11 | 書き物 | Trackback | Comments(0)
「楽園」ってやつらしいです。なんだか「模倣犯」の続編っていう噂があり、大極宮で立ち読みができるので、見てみました。なんと冒頭から50ページ以上も読めるのですね。ま、新聞に連載していたらしいので、出し惜しみなんてことはしないのでしょう。

やっぱり、「模倣犯」の続編ですね。約10年後のお話のようです。
前畑滋子がでてきます。
うーん、ぼくこの人好きじゃないんですよねえ。それに、旦那のほうも好きじゃない。
最初読んだだけだから、これからどう進行していくのかはわからないですが、なんかもひとつ、読むぞって気になれないかもしれない。

それに、これも長いようです。上下にわかれてますから。
とりあえず、レビュー見てから、考えよ。
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by covaemon | 2007-07-21 14:35 | 書き物 | Trackback | Comments(2)

三つの願い。

今、読んでる小説の中に三つの願いって言葉が出てきたのです。
なんかそんなような内容の短編があったなあっと、思って、検索してみたのですが、ありました。
「悪魔はあくまで悪魔である」  都筑 道夫/著 であります。

内容はというと、突然男の前に悪魔が現れて「三つの願い」をかなえてやるっていう単純なお話なんですが、ぼくはその時点でオチがわかってしまったのですが、その本をくれた人はそんなことは全く考えなかったようで、「なんでそんなことわかるの」って言われたのですよね。

でも、普通ね、悪魔から「三つの願い」をかなえてやると言われると最後は絶対に「悪魔になりたい」ってことになりますよね。

まあ、悪魔になって何をするのかっていわれたら答えようはないのですけど。
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by covaemon | 2007-07-12 13:50 | 書き物 | Trackback | Comments(3)

「赤と黒」スタンダール

何を今更こんなのをって感じですが。
その昔、ン十年前のぼくがまだ美しき十代であったころ。

好きだった女性がこの本をくれたのです。

なんてことはあるわけがないのです。もし、こんな本をくれたのなら、どう理解していいかわからなくなりますからね。

ちょっと前に古本屋をぶらぶらしてたらこれが目に付いたので、他に買うものもなかったので、買ってみました。

専門学校にいっていた、十代の頃のことです。
シナリオ制作の講師に来ていた脚本家の人が、ぼくにこの本を読めと言ったのです。
適当な学校だったのに、なぜだか、講師だけはまともな人が来ていて、授業はきちんとおこなわれていたのですよね。

で、シナリオ制作なので、なんか書けってことになったのですが、ぼくは書くのってあんまり興味がなかったので、きちんとしたシナリオなんて書けないので、適当にその場でいろいろ書いてたのですよね。

シナリオでなくてもいいってことだったので、ほとんど、今といっしょで、あることないこと、口からでまかせみたいな感じでね。

それで、いろいろ、書いたものについて添削をしてくれて、なぜかぼくにこの「赤と黒」を読んでみろと言われたのですわ。

ぼくは当然、素直な性格なので、言われたことはやらなきゃいけないっと思い、読んだんですよね。そしたら、周りの奴らが「あ、こいつほんまに読んどる」とか「あんがい素直やねんなあ」とか言われたのでした。

ぼくも、強制的にみんなに読めなんてことを言われたのであれば読まなかったでしょうけど、どういうわけか、ぼくにだけそんなことを言われたので、どんな話なんだろうって思ったのです。

でもね、最後まで読まなかったのです。自然とフェードアウトしてしまってね。今回読んでみても、「これほんまに読んだんかなあ」っていうぐらい、何にも憶えてないのでした。

登場人物の名前も一つも覚えてないし、舞台がフランスであったなんてことも覚えてなかったのです。

それに、なんでこれを読めと言われたのかが、最後まで読んでも理解できないのですよね。
この主人公である「ジュリヤン・ソレル」とぼくの共通点はってことを考えてみると、「美少年」であるってとこぐらいでしょ。
あ、おたがいちょっとした「妄想癖」があるかも。

しかし、やっぱり外国文学は疲れますし、読みづらい。人物の名前を覚えるのがまずたいへん。
それに、あの時代のフランスのことなんて何にも知らないですからよくわからない。

最後の解説にはほんとにあった話を題材にして風刺をちりばめた作品ってことらしいですが、よくわからない。

ま、とりあえず、無理して読んでみましたってことです。
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by covaemon | 2007-07-03 16:10 | 書き物 | Trackback | Comments(4)

はじめての文学

b0057987_1033426.jpgこういうタイトルで文藝春秋からいろんな作家のものが出てます。その中に宮部さんのもありました。ぼくとしてはこの中に入ってるものは全て読んでいるし、文庫で持ってもいるのですが、今回買ってしまった理由として、ぼくの大好きな「朽ちてゆくまで」が入ってたのです。

せっかくだから、単行本でハードカバーだから買っておこうかと思ったのでした。
この「朽ちてゆくまで」はぼくがもっとも多くの回数を読んだ作品なんですよね。短編だから読み返しやすいってこともあるのですが、最初に読んだときに、最後はほぼ号泣状態でした。

2回目はそうでもなかったのですが、それ以降は一行目からすでに目はうるうる、2行目に一粒の涙、3行目にはすでに号泣、って感じなんですよね。

なんでそうなるかって聞かれるとうまく答えられないのですが、主人公のせつない気持ちがなんともぼくの涙腺に触れてしまうようです。

はじめての文学ってタイトルのとおり、若い人に読んでほしいと宮部さんは前書きに書いてます。だから少年少女が主人公のものを選んだということですね。
それはともかく、文字も大きいし、行間もたっぷりあるので、読みやすい本ですね。

しかし、どれも同じ装丁ででっかい○の色が違うだけなんてちょっと安易な気もしますねえ。
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by covaemon | 2007-03-20 10:47 | 書き物 | Trackback | Comments(0)

「鍵」谷崎潤一郎

ケータイのデータを移し替えるのにちょっと時間がかると言われたので、近所をぶらぶらすることにしたのです。

天神橋商店街のAUショップだったので天満宮まで行くと、たまたま古書市をやってました。甘酒などを飲みながら適当に本を見ていたのですが、この「鍵」を発見したのです。
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装丁には棟方志功の絵が使われているのです。
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挿絵にも
でも、これなかなか読みづらいのです。
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えらい、カタカナがおおくてね。

価格は1500円でした。これが高いか安かはわかりません。しかし、ぼくにはこれなら買ってもいいなと思ったのですね。読まなくても楽しめるのです。

「谷崎潤一郎」も「棟方志功」も一発で変換したのです。ことえりもなかなかやるのかも。
あ、そうそう、ぼくはこの「鍵」は読んだ事がないので、内容は全く知らないのです。
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by covaemon | 2007-02-12 12:17 | 書き物 | Trackback | Comments(3)

「OUT」

以前、「バラバラ事件」の時に、「模倣犯みたいだ」って書いたら、「桐野夏生のOUTを思い浮かべた」っていうコメント戴いた。

だから、早速、読んでみた。
恐い話だ。最初は、なんだかかったるいし、おばちゃんたちの面白くない会話がつづいたりで、読むのやめようかとも思ったのだが、突然話は変わって行く。

下巻でのいきなりの展開にはぶったまげてしまった。「なんやねんそれは」って感じだった。
気がつくと「雅子」ってキャラクターに引き込まれてしまっていた。そして、最後まで読むのを躊躇ってしまった。読み終わってしまうと二度とこの「雅子」ってキャラクターにはあう事は出来なくなってしまうからだ。

もっと言えば、これで読むのをやめて、途中まで読んだという記憶もなくしてしまって、「雅子」ってキャラクターの記憶を消してしまいたいとも思った。

だから、最終章をなかなか読めなかった。
読み終わってからしばらくは、何も出来なかった。動けなかった。ほとんど放心状態だった。なんだか全く理解できないような感覚になってしまった。小説を読み終わってこんな感覚になったのは初めての事だ。

小説を読んでいると、なんだか寿命が縮まってしまうような気がする。
驚いたり、感動したり、笑ったり、泣いたり、怒ったり様々な感情がわき起こってくる。そういう感情をすべて小説に吸い取られてしまうような気がする。吸い取られるたびに、ぼくの寿命は縮まるのだ。

しばらくはこの作者の作品は読まないであろう。ひょっとしたらもうどれも読まないかもしれない。この作者の「雅子」以外のキャラクターを読みたいとは思わないから。

次に何を読もうかという気にはなれない。今は何も読みたくない。
こんな気分の時はどうすればいいのだろうか。
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by covaemon | 2007-01-22 21:45 | 書き物 | Trackback(1) | Comments(8)

あかんべえ

年末にやっと文庫で出た宮部さんの時代小説。
今回もまた、「嫌な女」と、「賢い子供」と「あかん男」が登場。

いやまあ、なんと言うか支離滅裂といっては失礼かもしれないけど、いろんな話がありすぎて、内容をきちんと理解していくのがたいへん。

でも、おもしろかった。ぼくが読んだ時代物では一番好きかもしれない。
先が想像できるなんて意見もあったみたいだけど、そうであったとしてもいいのだ。どうそういう風に持っていくのか、はたまた、そうじゃなくて全く違う展開になっていくのかを考えながら読み進んでいくのもいい。

そして、相変わらず、ラストはあっさりしている。あれだけ、中身が濃いのに、「なんやねんあの終わり方は」って思ってしまうのはぼくだけだろか。

ひょっとして、宮部さんは、書いているときから、「終わり方はみんな考えてる通りです」なんてことにして、そこまで持っていく中身を濃く、濃く、濃厚に仕立てたのだろうか。

さてさて、これの続編はあるの?
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by covaemon | 2007-01-15 15:46 | 書き物 | Trackback(1) | Comments(4)