好奇心旺盛だから、内容は支離滅裂。

by covaemon

「模倣犯」を再読して。

あまりにもひどすぎる映画を見せられたので、もう一度「模倣犯」を読んでいたのですが、ついこの間、読み終わりました。やっぱり長いなあと感じたのです。

それと同時に最初に読んだときにはあんまり面白いとは感じなかったのですが、今回はやっぱり面白いと素直に感じました。

それと、なんと言っても読むことをやめるのを許さないようなあの圧倒的な文体。まるで行間にサブリミナルでも仕込んでいるかのような紙面は目を釘づけにしてしまいますね。

とくに、カズとヒロミが事故で死んでからのガミさんの分析の場面はほんとにすごかった。ほとんど息をすることも許されないように一気に読みきらないと頭に入ってこないような感じがしました。

それとね、読んでいて途中から、これって「壮大なマスコミ批判」なんじゃないかって思ってしまったのです。

もちろん、ぼくが勝ってに思い込んでいるだけだから全く説得力も何もないのですが、いろいろこじつけていくと、マスコミ批判だと考えると妙に納得してしまうのですね。

そうか、マスコミって「模倣」しかしてないもんな。
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by covaemon | 2006-09-21 14:38 | 書き物 | Trackback | Comments(4)
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Commented by petite-tomo at 2006-09-21 15:59
そろそろ読みたいとおもいます。
最近活字離れしすぎです、私。いや、前からか。。。
初宮部みゆきとなります。よろしくです(謎)
Commented by covaemon at 2006-09-21 23:26
petite-tomoさん。
いよいよ、宮部ワールドに突入ですね。
何事にも、凝り性で感受性の強いpetite-tomoさんのことですから、はまるのは確実です。
でも、いきなり「模倣犯」からって、すごい。
Commented by kazemachi-maigo at 2006-09-22 16:16
宮部みゆきは、これを書くまでとことん悪人というものをあまり登場させなかったような気がします。
犯罪者であっても、どこかに救いというか、やむにやまれぬ事情を潜ませていたんじゃないかと。

最初これを読んだとき、いつになく悪人のピースの登場に少なからず驚きました。
こいつ、救いがないじゃないか。
好きになる要素がないじゃないか。
で、彼のキャラだけでなく、covaemonさんの仰るとおり、全般的に険悪なというか批判的な雰囲気が流れているように感じました。
宮部氏の憤りというものが、全編を貫いているんですね。

つまりマスコミ批判であり、現代の社会、大人、すべてをじんわりと批判していると、そんな気がします。
できるならば、あのものすごい映画も批判して、上映しないでほしかった(笑)。
Commented by covaemon at 2006-09-22 23:21
でもに、ピースやヒロミはやっぱり子供っぽすぎるんですよね。
だから、悪人ではあるけど、迫力がない、だから余計に不気味で訳が分からず理解できない。
訳が分からないのはあの映画ではよくでていましたね。でも、最後のあの自爆は一体なんなのでしょうね。どっからあんな発想が出てきたのか、一番訳が分からないのは、あの監督の頭の構造か。