好奇心旺盛だから、内容は支離滅裂。

by covaemon

幻のイサムノグチ広島原爆慰霊碑

毎週日曜日にNHK教育でやっている美術番組で広島の原爆慰霊碑はイサムノグチに依頼されていたとのことです。そして、彼はコンセプトを元に原型まで制作していました。

もしこれが完成していれば、威厳に満ちた素晴らしい作品になっていたことでしょう。でも、それはイサムノグチがアメリカ人だという理由で却下されたそうです。

今現在は、ぼく自身はイサムノグチは国籍はどうあれ日本人だと思っています。どの作品もどこから見ても日本人にしか出来ないようなものばかりです。

でも、あの時代は仕方なかったのかもしれません。もしぼくがあの時代に生きていたならイサムノグチをアメリカ人だと言ったかもしれない。

アメリカ人でも素晴らしい作品だからいいじゃないかとはいえない雰囲気もあったかもしれない。しかし、ほんとに残念です。実現していたら日本が世界に誇れるモニュメントであったでしょう。

長崎のモニュメントも立派なものです。どっしりしていて、威厳に満ちていて全てを包み込むような憂いのある顔を持っています。

ぼくは、先に長崎に高校の修学旅行で行きました。あのモニュメントを見てすごいなあと思ったものです。その何年か後に広島に行きましたが、そのとき思ったのは、平和公園は立派だけど長崎のようなモニュメントは無いのかなと思いました。原爆ドームがその役割をしているのかとも思っていました。

でも、平和公園を設計した丹下健三はモニュメントを作っていたのですね。でも、どうもしっくりきていないような感じがします。

放送ではイサムノグチは却下された事を聞いたときものすごく落胆したそうです。そりゃそうでしょうね。アメリカ人であったとしても、日本人であったとしてもあの作品を見てしまうと普通の人であれば、却下するなんて考えられません。

現に、丹下健三のものはイサムノグチを超えていない。

陳腐な言い方ですけど、アメリカと日本で時代に翻弄されたイサムノグチが原爆慰霊碑を創ることこそに、最大の意味があるのではないでしょうか。

今からでもイサムノグチのモニュメントを平和公園に設置することはできないのでしょうか。あれだけのものを埋もれたままにすることは日本人の罪だと思います。
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by covaemon | 2005-07-26 11:37 | アート | Comments(2)
Commented by greenagain at 2005-07-27 11:58
あの新日曜美術館に出演されていた、ドウス昌代さんがイサム・ノグチに関する評伝を書いています。更に詳しく知るなら是非どうぞ。
大河ドラマになるほど壮大な人生です。彼のお母さん、お父さんも驚くべき方です。
Commented by covaemon at 2005-07-27 13:31
greenagainさん。情報ありがとうございます。読んでみたいと思います。
民放のBSでイサムノグチのドキュメントがあったんですが、その時にドウス昌代が出ておられました。ドウスさんっていつ見ても厳しそうな人に見えますよね。笑う時ってあるんでしょうか。